〔091〕高取山 (328m)

兵庫県神戸市

2017年02月13日


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    標高差:75m
累積標高差:189m
Road Map :飛龍寺からの林道を最後まで上り詰めると駐車場がある。
Route Map:駐車場から極簡単に山頂まで行くことが出来た。
兵庫100山』  北側の飛龍寺からの道があるらしく急に行きたくなった。
高取山は周囲を市街地に囲まれた低山であり、参道入口周辺には車を停める所が無く、一般的にはJR新長田駅、又は阪神電鉄高速長田駅から市街地を歩く必要がある。この市街地歩きが参道入口から山頂まで行く時間よりも掛かってしまう。
何とか車で行く手立てを探してみると、北側の華の湯温泉、又は飛龍寺から登る手立てがあるらしい。どちらかに車を停めて許させるのかが問題であるが、更に上側にハイカー用(?)の駐車場があることが判った。
登り:12分(高取山まで)
下り:14分
(荒熊神社から)
コースタイム:41分
高取山
市街地に車を停める手段としては大型スーパーに停める手があるが、それでは後ろめたさがあるので、今回、探したのが北側から登る手法であった。
楽に登りたい気持ちはあるが、今回の登山口からでは楽過ぎてハイキングにもならなかった。
たかとりさん
飛龍寺からの林道は狭く信号付きの一方通行になっている。
林道の一番高い所に打って付けの広い駐車場があった。奥にはトイレがあり、そこから少し歩けば登山口がある。10時09分に駐車場を出発する。
”華の湯温泉”からの狭い道に入り、まずは”飛龍寺”の駐車場に車を停めて様子を見る。周辺には墓石の石材屋が並び飛龍寺の寺社がどれなのか判らない。林道は更に上方に続いていたので、もっと楽出来る駐車場があるかも知れないと車で上ってみる。
トイレ横からUターンする様に曲がると登山口があった。写真の方はお茶屋さんの御主人で何やら荷物を運んでいた。因みにこの林道は一方通行であり、奥から手前方向にしか走れない。
登山口には通行止めのお知らせがあったが、オヤジ曰く、これは林道の話しで登山道とは関係無いらしい。
途中に広場があり、冬枯れの樹林の間から六甲山が見えていた。
六甲全縦走はあそこまで歩いて、宝塚まで下らなければならないのだ。
急登りを予想していたが、まったく高低差の無いフラットな遊歩道が伸びていた。お茶屋のオヤジの後を付いて行く。
ここから”神域”に入る。前回、腹が立った「つばを吐くな、走るな・
・・」の注意書きは無くなったのか、見逃したのか、見当たらなかった。
高取山へは参道でなく、登山道で登るべきだと思う。
そうでないと神社参りで終わってしまう。
ゆっくり歩きの7分で”高取神社”に着く。
ここの南側が展望地となっている。
京都の伏見稲荷の足元にも及ばないが、赤い鳥居を潜れば”高取神社”
に出る。
大展望ではあるが見えているのは神戸の市街地のみ。気温は10℃、久し振りに空気の透明度が高かった。
夜景ならかなり綺麗だろうと思われる。
ここから見る神戸空港人口島は何無く、殺伐とした空き地が広がっているだけだ。
”奥の宮”へのきつく長い階段道をこなす。
高取山の山頂は”奥の宮”の裏側にある。
登山とは言えない12分にて”高取山”(328m)に着く。
山頂はまとまり無く石碑が並んでいるだけで、
展望はまったく利かない。直ぐに下山する。
”荒熊神社”への道も勾配の無いフラットな歩き易い道だった。
”荒熊神社”への道に戻ると、誇らしげに六甲全縦走路の道標が立っていた。六甲全縦走は山中に道間違いするのではなく、市街地で道が判らなくなるのだ。市街地歩きの多い縦走なんて縦走とは呼べないだろう。
”荒熊神社”に着く。
この神社の裏に廻れば須磨アルプスへの展望が開けている。
”高取神社”の鳥居より綺麗な鳥居が並んでいた。
この鳥居を抜けると三角点がある。
高台にあった三角点がNHK電波塔を建てる為にここに移設されたらしい。今や三角点を使って測量なんかしないので、単なるが記念碑に成り下がっている。
春日神社ってどこにあるの? 高取山の山頂付近は神社だらけだ。
”荒熊神社”の裏側からの展望。見通しは良い方であるが、淡路島は霞んでしまっている。
これが三角点を追いやったNHKの電波施設。
高取山は標高328mなのに何で標高320mの高台に三角点
があったのか、そして今は更に低い所に移設されている。
早々に下山する。今日は気温は低いが風が無くポカポカと暖かかった。
日向ぼっこしているのか?、ハイカーに餌をねだっているのか?
愛想の良いトラ猫が居た。
公園の奥にある市民トイレ。綺麗さは見ていないので判らない。
あっと言う間の4分でお茶屋さんが立ち並ぶ表参道に出る。この建屋が毎日登山者の基地になっており向かいには公園と市民トイレがある。